冬になると、手の指先や指の関節付近や足のかかとにしもやけやあかぎれが出来やすくなります。ひどくなるとパックリ割れて血が滲み痛いですよね。
しもやけ・あかぎれはどうして起こるのでしょう。
私たちの体には体温を調節する働きが備わっています。寒さを感じると、その情報が脳に届き、自律神経からの指令で血管を縮めて血液をあまり流さないようにします。
皮膚表面の温度を低く保ち、体内の熱を外に逃がさないようにしているのです。するのです。
反対に暖かさを感じると、血管を広げて血流を良くします。
外気と室内の温度差や朝晩と日中の温度差が大きいと、血管の収縮や拡張が繰り返されることで血液の循環に障害が起こりやすくなります。
とくに、手足など末梢の血管では血行のコントロールがしにくくなり、赤く腫れたり、かゆくなったりという症状が起こります。これが、しもやけです。
あかぎれは、寒さや空気の乾燥によって皮脂や皮膚の水分が奪われ、ひび割れができることで起こります。ひび割れが深くなり、中が赤く見えたり、出血や痛みを伴うものを「あかぎれ」と呼びます。
寒さのほか、洗剤やシャンプーなどを毎日使い続けることによる刺激、水仕事、慢性的な皮膚炎、老化、水虫などが原因で起こることもあります。
しもやけ・あかぎれを予防するには、どうすれば良いのでしょう。
しもやけやあかぎれの予防のためには、まず保温が重要です。体を冷やさないよう衣類やカイロで温めて下さい。
次に血行促進が大切です。運動、お風呂、暖かい飲み物などで血流を良くしましょう。
それに加えて、あかぎれには保湿と保護も大切です。ワセリンや保湿クリームで保護しましょう。
また、
ビタミンEには、末梢の血管を広げて血液の循環をよくする働きがあります。うなぎ、落花生、アーモンド、植物油、卵黄など、ビタミンEを多く含む食材を摂りましょう。熱エネルギーの素となるたんぱく質を摂ることもおすすめです。
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