患部の炎症が激しいときは安静にしていてもズキズキ、ウズウズ痛みますよね。
でも、患部の炎症が治まって来て動かさなければ痛くない状態の時、動かす前にズキッとすることがあります。
まだ動かしていないのにどうして痛みが出るのでしょう?
それは無意識の状態で脳がからだを動かす準備の指令を出しているからなのです。
ちょっと難しくなりますが
ベンジャミン・リベット博士が書かれた
「マインド・タイム 脳と意識の時間」
と言う意識を考えるうえで有名な研究の本があります。
抜粋すると
『リベット博士は、時計回りに光の点が回転する時計のようなモニターを開発した。そして、脳に運動電位準備を図るための電極を取り付けた人に、モニターの前に静かに座ってもらった。その人には、心を落ち着けてもらい、「指を動かしたい」という気持ちになったときに、動かしてもらった。
(中略)
つまり、「意識」が「動かそう!」と「意図」する指令と、「無意識」に指の筋肉を動かそうとする準備指令のタイミングを比べたのである。
この結果は衝撃的であった。「無意識」下の運動準備電位が生じた時刻は、心で「意図」した時刻よりも約350ミリ秒早く、実際に指が動いたのは、「意図」した時刻の約200ミリ秒後だったのである。
指が動くのが「意図」よりも遅いというのは、もちろん予想通りである。一方、運動準備電位が「意図」よりも350ミリ秒早いということは、心が「動かそう!」と「意図」するよりも前に「無意識」のスイッチが入り、脳内の活動が始まっているということを意味する。』
簡単に言うと、自分が意識してからだを動かす前に無意識下でからだを動かす準備を脳が始めているということです。
脳からの指令は当然からだの器官に届き動かす準備を始めます。
この準備はからだを素早く動かすために大切な役割をしています。
この準備を始めた段階で器官がダメージを受けていたら痛みの信号が脳に伝わります。
これが、動かす前に痛みを感じるメカニズムです。
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