このところ話題になっている放射能と鼻血の関係性についてお話します。
実際に漫画を読んではいないのですが、たしか福島を訪れた主人公が鼻血を出すシーンが問題になっているようです。
鼻血が出るのは、放射線によって血液細胞のひとつ血小板が作れなくなるからです。血小板は出血を止める働きをしています。
ただし、そうとう減少しないと出血までにはいたりません。また、血小板減少による出血症状は全身に起こります。多くは外力のかかる脚（特にすね周囲）に始まり、手の周囲、胸・腹に点状出血や皮下出血が徐々に増えてきます。鼻出血や歯肉出血が出てくるのは最後のほうなのです。
放射能によるダメージは血液の細胞をつくるもとの細胞、造血幹細胞のＤＮＡを傷つけます。ですから、鼻血が出るほどの血小板が減少しているときは赤血球や白血球も減少してきます。
ところで放射線によるDNA損傷ですが、細胞にはこの損傷を修復する機能があります。血小板がほとんどなくなってしまうくらいのダメージをうけるのは大量の放射線が一気に当たった場合になります。その放射線量は2グレイ(約2000mシーベルト）以上です。
これだけの放射線量を浴びると、全身の出血症状が先に起こってきて、多くは重症感染も一緒に起こってくる、きわめて厳しい状態になります。
この状況になってしまった方は、日本においては、原爆の被爆者と、東海村臨界事故の被害者2人だけだそうです。
ですから、福島を訪ねて浴びた放射線量で鼻血が出たと言うのは疑問が残ります。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
☆「いいね！」や「ツイートする」ボタンより是非コメントやご感想をお願い致します☆
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
飛翔整骨院
http://hisyo-seikotsu.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
住所:東京都中野区中央2-58-16-401
TEL:03-6908-6430
----------------------------------------
Facebook:
http://p.tl/U42r
Twitter:
http://p.tl/82ZD
mixi:
http://p.tl/Rw0H
アメブロ:
http://p.tl/1z0R
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
