丈夫な骨、骨粗しょう症予防と言うとカルシウムの摂取が欠かせません。しかし、摂取したカルシウムが骨となるにはマグネシウム、ビタミンC、D、K、銅、マンガン、亜鉛、鉄などの様々な栄養素が必要です。
特にマグネシウムはカルシウムの名パートナー。
マグネシウムは成人で約30グラム体内に存在し、そのうち60～70%は骨に存在しています。つまり骨の重要な構成要素の１つなのです。
また、骨は常に新陳代謝していて、破壊と再生を繰り返しています。この時に調整役として働くのがビタミンDです。。ビタミンDが不足すると、骨の破壊に再生が追いつかなくなってしまいます。
さらにビタミンDはカルシウムが小腸の細胞膜に取り込まれやすくなるように働くことで、カルシウムの吸収率を高めています。
ただし、ビタミンDを体が利用できる活性型に変えなくてはうまく働いてくれません。
ビタミンDを活性型に変えるのに必要なのがマグネシウムなのです。
マグネシウムは骨に関係する以外にも筋肉や心臓の働きを正常に保つ働きの他、神経に働きにも関わり、興奮性を沈る働きがあります。また血圧の正常化、脂肪の代謝、精神安定などの働きがあるとされています。
カルシウムと共にマグネシウムの摂取も心掛けましょう。
１日の摂取量は、成人男子で約350mg、成人女性で約300mgです。
マグネシウムは様々な食品に含まれているので、バランスのとれた食事をしていれば心配はないようです。
ちなみに、マグネシウムを多く含む食品は小麦胚芽、アーモンド、そば、ピーナッツ、豆腐、玄米、ほうれんそう、小エビ、スイートコーン アルファルファなどです。
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