寒いこの季節、ブーツを愛用している女性も多いのでは？
ブーツに限らず、足元を厚着するその季節靴を脱いだ時のにおいが気になりませんか？
足のにおいの原因は、足に繁殖してしまった雑菌です。足は、汗をかくことによって靴や靴下の中がムレます。この時に汗や皮膚の垢が放置されると、雑菌が増えてそれが嫌な臭いを発生するのです。
雑菌が繁殖するための条件は、高温、多湿、角質です。
臭いの原因となる雑菌は、どの人の足にもある常在菌です。寒い冬、足を寒さから守ってくれるブーツですが、ブーツの中は密閉され、湿度95%以上、温度は32℃以上。雑菌が繁殖する最高の環境となっています。
特に、女性はストッキングやタイツを履くことが多いですが、ストッキングは思った以上に通気性が悪く、ストッキングにブーツを履く女性は、靴下に革靴を履く男性の約6倍も雑菌が増殖するとも言われています。
汗自体には、臭いは殆どありませんが、汗と雑菌が混ざることによって、あの独特の臭いになります。
ですから、この「高温」「多湿」「角質」を排除するのが臭い対策の基本になります。
★足のお手入れ
家に帰ったら、すぐに石鹸で足を洗う習慣をつけて下さい。足汗をそのまま放置すると、雑菌が繁殖して臭いの元となります。指の間まで丁寧に石鹸で洗い流して下さい。
また、皮膚の常在菌は酸性にとても弱く、お酢やクエン酸などで消毒すると死滅します。洗面器にぬるめのお湯を入れ、大さじ2杯のお酢やレモンの絞り汁を混ぜて足を5分程度つけるのも効果的です。
★靴下選び
ムレにくい靴下を選びましょう。綿とシルクやウール等天然素材の繊維との混紡製品がお勧めです。綿100パーセントの靴下は吸収性には優れていますが、汗の発散性が低く、ムレやすいのです。
ストッキングをはくときは、デオドラント効果のあるストッキングを選び、外出先では一日２～３回、ストッキングを履き替えることを進めします。これにより靴の中の湿度を下げ、防臭効果が高くなります。
★靴のお手入れ
靴下がよくなっても、靴がムレたままでは雑菌はさらに繁殖してしまいます。そこで、靴の湿気を取り除き、清潔に保つことをも重要になってきます。
普段履きの靴を２、３足用意し、毎日履き替えます。履かない日は、屋外の風通しが良い場所で靴を陰干ししてください。
また、中敷きは、汗を吸収してくれます。特に“へちま”で出来た速乾性に優れているものや、抗菌加工や緑茶成分が含まれるインソールを使用すると効果的です。中敷も靴と同様に日々ローテーションして使いましょう。
脱いだ靴に、市販の脱臭剤や炭など脱臭効果のあるものを靴の中に入れるのも効果的です。
★からだのお手入れ
体内から発生する“疲労臭”も足のにおいの原因の一つです。
疲労臭は、不規則な生活やストレスから生まれる臭いです。十分な睡眠を取り、過食・過剰飲酒に注意する等、生活習慣を見直しましょう。
また入浴をゆっくり楽しむなど、リラックスし、ストレスを溜めないよう心がけてくださいね。
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