「痛み治療薬」といえば、アスピリンやロキソニンをはじめとする「非ステロイド性抗炎症薬=NSAIDs(エヌセイズ)」がよく処方されています。
これらの薬を飲んでも、最初は良く効いたのにある時からあまり効果がないと言う患者さんの話を時々伺います。
その原因の1つに痛みの違いがあります。
身体的な痛みには大きく分けて2種類あります。侵害受容性(いわる炎症性)と神経障害性です。
この2つの痛みは、痛みのメカニズムが違います。
侵害受容性とは、たとえば、足首を捻ったり、膝をぶつけたりしてケガをした場合、患部では激しい炎症を起こします。この時、痛みの信号が脊髄を通って脳に送られます。これが、炎症が起きることによって感じる侵害受容性の痛みです。
通常、炎症は1週間から10日ほどで治まります。この期間は炎症を抑えることが痛みを軽減することに繋がりますので、非ステロイド性抗炎症薬=NSAIDsが効果を発揮します。
炎症期が過ぎても痛みが治まらない場合や炎症がないのに痛みがある場合は、神経障害性の痛みの可能性があります。
神経障害性の痛みは、圧迫された神経や傷ついた神経からの痛み信号が、脊髄に入った段階で増幅され、強い痛み信号として脳に送られて感じるものです。つまり神経自体が過敏な状態になっています。
このような状態の場合、炎症を抑える薬の非ステロイド性抗炎症薬=NSAIDsはあまり効果を発揮できません。過敏な神経の状態を正常な状態に戻す薬が必要です。
この痛みに関しては、プレガバリンやアミトリプチリン、ノイロトロピンなどのNSAIDs系ではない薬が効果があるようです。
侵害受容性か神経障害性かは、痛み方である程度は見分けがつきます。
一般的に侵害受容性は、ズキズキ、重苦しいなどの痛みで、神経障害性は、ヒリヒリ、ピリピリ、ビリビリ、電気が走るような痛みになります。
また、神経障害性の痛みに分類される疾患には、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経症、外傷後神経痛、術後慢性疼痛、脊柱管狭窄症に伴う脊髄症、放射線治療後の神経障害などがあります。
今服用している痛み止めは、あなたの痛みに合っていますか?
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飛翔整骨院
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