患者さんから、夜寝ている特にどうして足がつる、いわゆるこむら返りが起きるのかと質問されます。
これについては諸説あり、決定的な因果関係はわかっていません。
しかし現在は、睡眠中の「血流の状態」と「自律神経の働き」に原因があるのではないか、という説が有力視されています。(持病がある場合を除く)
まずは、血流の状態からみていきましょう。
日中の活動中、血液は重力の影響を受けて上から下に落ちていきます。
そのままの状態ですと血液は足にたまっていってしまいます。そこで、歩いたり走ったりすることで、「足の方へ流れおちた血液」を反動を利用することで上へと戻しています。
この時、ポンプの役割を果たすのがふくらはぎだと言われています。ふくらはぎは、最もよく動く筋肉の一つで、非常にしなやかな構造を持っていて、「歩く」 「走る」 「ジャンプする」といった動きをスムーズにするだけでなく、血液を心臓に送り返すという重要な役割もあるのです。
しかし、就寝中の横になった状態では「ふくらはぎ」という強力なポンプは、機能していない状態になります。また、心臓も脈拍を落としてしまうので、身体全体の血流は起きている時よりも緩やかになります。
その結果、全身の体温は下がり、特に心臓から遠い足は冷えやすくなります。
さらに夜は気温も低くなります。特に日の出前は最も冷え込む時間帯です。
つまり、夜中の中心中はからだの内外ともに冷やすく、足がつりやすい環境が整ってしまうのです。
次に、自律神経の働きをみていきましょう。
人には、「自律神経」と呼ばれる、「無意識」で働く神経があります。自律神経には、日中の活動中に活性化する「交感神経」と就寝中など休んでいる時に活性化する「副交感神経」があります。
就寝中は副交感神経が活性化されるので、筋肉が弛緩、心臓の動きがゆっくりになり血流が低下して体温が下がります。
日中ふくらはぎはとてもよく使われる筋肉なので疲労物質がたまりやすい場所です。たまった疲労物質を代謝しようと寝ている間でもしています。
ところが、副交感神経の作用で体温が下げられているので代謝がうまくいかなくなることがあります。この状態を「電解質異常」と言います。
この電界質異常が起こると筋肉の伸び縮にが正常に行われなくなり、「筋肉の異常収縮や痙攣」、足つりの状態になるのです。
いづれにしても「冷え」がキーワードのようです。
冷え対策をしっかりして就寝しましょう。
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