中野区・東中野・中野坂上・エリアの整骨院【飛翔整骨院】の睡眠と覚醒をあやつる脳内物質「オレキシン」

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睡眠と覚醒をあやつる脳内物質「オレキシン」

■2015/03/13 睡眠と覚醒をあやつる脳内物質「オレキシン」
睡眠は、心身の健康を維持するために欠かせないほか、記憶・学習にもきわめて重要なはたらきをしています。また、うつ病やアルツハイマーなどの疾患とも係わっていると言われています。

しかし、生活が多様化する現在睡眠に問題を抱えるひとは5人に1人に上り、心身の健康や経済活動に大きく影響しています。また日本は文明国の中でも睡眠時間が短いと指摘されています。


脳内物質の「オレキシン」が睡眠と覚醒をあやつっていることが注目されています。

オレキシンは、オレキシンニューロンとよばれる神経細胞から生み出される物質で、1998年に柳沢教授らの研究グループによって発見されました。

発見当初、オレキシンは食欲を促す物質と考えられていましたが、オレキシンを作る遺伝子を破壊したマウスをつくって観察していたところ、そのマウスは食事量が減るのですが、それと同時に突然眠り込む“睡眠発作”を繰り返しました。オレキシンを作る遺伝子が脳細胞に欠けていると、ナルコレプシーになることが偶然見つかったのです。

オレキシンは、体内時計や情動、栄養状態などの影響を受けると、覚醒中枢に供給されます。すると覚醒中枢のはたらきが睡眠中枢のそれを上回り,大脳皮質を賦活して、目が覚めます。

逆に、オレキシンの助けが小さくなると、睡眠中枢のはたらきが覚醒中枢のそれを上回ります。すると、覚醒中枢やオレキシンのはたらきを抑制する信号が睡眠中枢からおくられ、脳の活動は沈静化し,眠くなります。


オレキシンの分泌をうまくコントロールすることで、睡眠の質が向上し、不眠症やうつ病、アルツハイマーなどの症状の改善が期待されています。



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